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『和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE』評価・レビュー|本格~新本格推理小説っぽいのに気軽に遊べるミステリーアドベンチャー【感想】
『和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE』は刑事である和階堂が事件に挑むミステリーアドベンチャーゲームだ。 本作には難解な謎解きはなく、物語を味わうことに重点を置かれている。本格推理小説の雰囲気を味わいながらも気軽に遊べる作品だ。表情がつかめな... -
『じゃあ、また(Once Again)』評価・レビュー|もう一度、会いたい人を思い出す。泣きたい夜にプレイしたいアドベンチャー【感想】
『じゃあ、また(Once Again)』は「別れ」をテーマにしたドラマチックなアドベンチャーゲームだ。 物語は10歳の少年・ナツが誕生日にタイムスリップするところからはじまる。その後も誕生日を迎えるたびに会いたかった人に会いに行く。 印象的なイラストと... -
『最近の日常的不可思議 Monday Loop』レビュー|解像度のギャップが心地よいデジタルノベル【評価・感想】
『最近の日常的不可思議 Monday Loop』はPlastic Tekkamaki Manufacturingが制作したフリーのデジタルノベルだ。本作は同プロジェクトにとって3本目のタイトルとなる。 すでにリリースされている2作品『深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to』、... -
『A Memoir Blue』レビュー|浮遊感に包まれる追憶のアドベンチャー【評価・感想】
『A Memoir Blue()』は幻想的な雰囲気のアドベンチャーだ。トップアスリートとなった主人公が、過去に母娘の間で抱えた苦悩やすれ違い、深い愛情が幻想的な雰囲気をまとって描かれている。 ストーリーは言語に頼らず、美しい映像表現だけで進行する。映像... -
『非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore』レビュー|都市伝説×社会派デジタルノベル【評価・感想】
『非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore』はPlastic Tekkamaki Manufacturingが制作したフリーのデジタルノベル。 オカルト雑誌の新人記者が怪しげな噂を取材していく過程で社会の暗部を暴いてしまう。 メインの女性キャラクター2人の軽妙なトークと、... -
『深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to』レビュー|深夜の空気感を絶妙に表現した傑作【評価・感想】
『深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to』はPlastic Tekkamaki Manufacturingが制作したフリーのデジタルノベルだ。 兄妹が深夜の街を歩きながら、なんでもない会話をかわす。ひとクセあるトークと深夜の空気感を反映したサウンドが心地よい作品... -
『El Tango de la Muerte(死のタンゴ)』レビュー|メロドラマに死の香り、タンゴに愛を乗せて【評価・感想】
1923年、アルゼンチンの片隅で「スローなやつを頼む」と声がかかる。 そしてギターが奏でる「Palabras」は哀愁をおびたタンゴだった。 『El Tango de la Muerte (死のタンゴ)』はタンゴがテーマの音ゲー×愛と友情のアドベンチャーゲームだ。 青年が苦難を... -
『返校 Detention』レビュー|1960年代の台湾を舞台にしたオリエンタルホラー【評価・感想】
台湾では1947〜1987年の長きにわたり、政府による共産主義・反政府主義への激しい弾圧が行われた。 『返校』は台湾のインディーズゲーム制作会社『Red Candle Games(赤燭遊戯)』があえて歴史の暗部に光をあて、開発したホラーゲームだ。 『返校』の意味...
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