石彫師・燕心さんを探す
涼が彩水にある燕心さんの家に向かうと、家の前で女性が男たちに絡まれていた。どうやら燕心さんの母のようだ。
スキンヘッドに蜘蛛の入れ墨、長髪の大男、こいつらが村を荒らし回っているゴロツキだ。
涼が止めに入ると、2人とバトルになる。
2人を倒し、スキンヘッドの男を問い詰めると、ボスらしき大男が現れる。恥ずかしい髪型をした奴だ。
大男には手も足も出ず、涼は敗北する。
その様子を窺う怪しい影……『シェンムーI』から涼の邪魔をし続けているチャイが屋根の上で様子を窺っていた。
躍動感がありすぎてボヤケてしまった……。
涼が目を覚ますと、すでにゴロツキたちはいなくなっていた。
先程絡まれていた燕心さんの母と話す。
燕心さんは追手から逃れるために、木仙で身を隠しているそうだ。
涼はその足で木仙の公堂へ向かうが、燕心さんは警戒してドアを開けてくれなかった。
この日は帰宅した。
父・巌の足跡と花橋の歴史
涼が目を覚ますと莎花のメモ書きがあった。
「後で三清泉に来て」
三清泉に着くと、満開に花咲いたシェンムーの木の下で眠っている莎花を見つける。
木には大きな傷痕が残っていた。涼の自宅の庭にある桜の木にも、似たような傷があった。
涼が感慨に耽っていると背後から老人が現れる。鳳老師だ。
鳳老師は、それがかつて巌が正拳突きの練習でつけた傷だと教えてくれた。若き巌はこの村で趙孫明と共に修行を積んでいたという。
そして巌のことを覚えているかもしれないと、満願寺の住職を尋ねるよう言う。
住職は巌と趙孫明が熱心に稽古していたことを覚えていた。2人はある日を境に突然見かけなくなったそうだ。
住職は巌が奉納した絵馬を探してくれるという。
その間部屋で待っていろと言われるので、勝手に部屋の中を探索する。
引き出しに、突然のセガサターン!!!!
奥に進むと壁に写真がかけてあり、その中から花橋の写真を見つける。
行列の先頭に掲げられた旗にある紋章と鳳凰鏡の構図が一致する。
戻ってきた住職によれば、これらは白鹿村に皇帝の使いが訪れたときの写真だそうだ。
紋章の龍は皇帝、鳳凰は皇后を現している。
巌が奉納した絵馬には「茜、俺は必ず帰る。それまで、元気で待て」と書いてあった。
茜とは、涼の母のことだろうか……。
涼は住職から写真を借り、莎花に見せた。
莎花は葉ばあさんなら知っているかもしれないと言うので、翌日広場の先にある葉ばあさんの家を訪ねる。
葉ヨウばあさんに花橋のことを尋ねると「お前に教えることなどない」と言われてしまう。
仕方なく他に知っていそうな老人に聞き込みをしていると、望洛台にいる蘇さんにたどり着く。
蘇さんは幼少期に皇帝の使いが花橋を渡ったことを覚えていた。
涼が蘇さんのほかにその時のことを知っている人はいないかと聞くと孫さんの名前が出てくる。
孫さんは市場にいると言われ、パンダ市場で聞き込みをする。
紅梅雑貨のおばあさんによると、孫さんというのは鳳老師の知り合いだそうだ。
再び三清泉に向かい、鳳老師と話す。
孫さんは老師の拳法仲間で、最近はひまわり畑の中を抜けた先にある古寺に住み着いているらしい。
用心深いが、酒と饅頭を賽銭箱に置いて待てば現れるそうだ。
饅頭と酒はパンダ市場で調達する。
ちなみに、安く上げようとビールを買ってみたが、ダメだった。「酒」と名のついたものを買う必要がある。
古寺の賽銭箱の上に酒と饅頭を置くと戸の奥から孫さんが現れた。
早速花橋の事を聞く。
花橋は宮廷の使いを迎えるために新たにかけ替えられたもの。
葉、蘇、孫の3人は都からきた使いを見るために橋のたもとで待っていた。
使いの目的は、国で最高の石彫師に洮河緑石の鏡を作らせるためだった。
その石彫師の名は袁碌山、袁さん祖父にあたる人物である。
ゴロツキのボス・顔狼と再び闘う
翌日、涼は再び酒と饅頭を持って孫さんのもとへ向かう。
孫さんと手合わせをするが全く歯が立たず、鉄山靠で吹き飛ばされてしまった。
涼は教えを請うが、孫さんはつれなかった。
家に戻ると莎花から、燕心さんの母がきて木仙にゴロツキが現れ心配していたと聞く。
涼と莎花が木仙に着くと、老人たちがゴロツキ2人に倒されていた。
涼は2人を倒したが、再びボス・顔狼ガンロウに敗れてしまう。
涼は莎花の家で目を覚まし、顔狼に勝つ方法を探しに出る。
まずは武功館に行ってみるが、無心で鍛錬に励めと言われてしまう。
ひまわり畑で聞き込みしていると、鳳老師が心配していたと教えられ、三清泉の鳳老師に会いに行く。
涼は技を教えて欲しいと頼むが、「技は一朝一夕にして成らず」と言われ教えてもらえなかった。
次に孫さんから鉄山靠を教わろうとすると「わしの言うことを口答えせずにやり遂げる」という条件を出される。
他に手段がない涼は孫さんの条件を飲んだのだった。
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