『LoveR(ラヴアール)』は2019年3月に発売されたPS4向けのギャルゲーだ。
高校2年生の主人公が学校生活のなかで、趣味の写真を通じて6人の女の子と関係を深めていくストーリー。
キャラクターデザインは『ラブプラス』の 箕星 太朗 みのぼし たろう 、プロデューサーは『キミキス』『フォトカノ』の杉山 イチロウとあって私のツボをガッツリ押さえた内容だった。
この記事では『LoveR』のヒロイン紹介と全クリア後の感想、かんたんな攻略Tip’sを紹介する。
システム
1日に4回あるタイミングで各ヒロインにエンカウントして、会話をしながら好感度を上げるシステム。(杉山イチロウがプロデュースするゲームではおなじみのシステム)
右上の好感度ゲージがいっぱいになったらストーリーイベントが発生。それを見ることで再び恋愛レベルが上がり、また好感度を上げていく。
会話は4つに分類され、同じ色がとなりあわせになると合体してより親密な会話ができる。
- 紫……「マジメ」
- 緑……「カッパツ」
- 赤……「ナカヨシ」
- 黄色(金)……「ラッキー」
同じ色が4つ集まると「ラッキー」に変わる。
会話中、左に表示されている会話の回数をこなすと、それに準じたイベントが発生する。例えばラッキーが規定回数に達するとシャッターチャンス的なイベントが発生する。
恋愛レベル5で週末デート。恋愛レベル6でリエル祭で写真部としてヒロインの展示を行い、ヒロインと結ばれる流れになっている。
各ヒロイン紹介と感想
篁 莉里愛 (高等部3-A)
篁 莉里愛 (CV.近藤 玲奈)は攻略キャラクターのなかで唯一の先輩。
学園理事長の孫、学園のアイドル、学業優秀、部活(新体操部)にも全力投球と完璧な設定だが、気さくで優しい。
クリア後の感想
シナリオは二人がお互いに切磋琢磨していく青春王道系。
最初の出会いでお仕置きすると言って「めっ!」ってしてくるのには悶絶した。
早々にデレ感を出してくる先輩がかわいい。
日向寺 南夏 (高等部2-A)
日向寺 南夏 (CV.伊藤 かな恵)は主人公の同級生かつ、幼なじみの女の子。
悪友ポジションで、主人公の頭にグリグリ攻撃をしてくるなどいつも明るく接してくれるキャラクターだ。
部活は水泳部。
クリア後の感想
元気な幼なじみキャラシナリオだったはずが、恋愛レベル5ぐらいから意識しまくりでしおらしい南夏が良い。
むしろここからが本編じゃないだろうか!子どものころから一途に主人公を想っていることが優美菜にモロバレだったところも良かった。
生野 クリスタ 香澄 (中等部2-C)
生野 クリスタ 香澄 (CV.石見 舞菜香)は主人公と共通の趣味であるカメラをきっかけに知り合ったハーフの女の子。
内気な性格で体も弱く、体育も見学しがち。部活には所属していないが、遅くまで学園内で写真を撮ることも。
クリア後の感想
大きな波があるわけでないが、徐々にお互いに関係を深めていくクリスタらしいシナリオ。
ヒロインたちのなかではデレ感は少なめ。
仲座 ろみ (高等部1-B)
仲座 ろみ(CV.高田 憂希)は最近転校してきたハツラツ女の子。
ダンス部に所属して学園アイドル活動をしている。自己評価が高く、主人公にも横柄な態度を取っている。
クリア後の感想
ツンデレキャラその1。デレ要素がなかなか出てこないと想っていたら突然の電波系シナリオに突入した。
リアルさとは?と追求したくもなるが、このシナリオ自体は楽しめた。
週末デート中のろみは反則。
姫乃樹 凛世 (初等部5-B)
姫乃樹 凛世 (CV.石川 由依)は主人公よりかなり年下の女の子。
年のわりに大人びた態度を取り、主人公のことも邪険に扱う。成績も良く、体操部の活動にも熱を入れている。
クリア後の感想
ツンデレキャラその2。早々にデレはじめる、いわゆるチョロインだった。
主人公と並んである様は完全に「事案」だ。
凛世かわいいよ凛世
優美菜 (高等部1-A)
優美菜 (CV.花守 ゆみり)は主人公の妹。
兄への愛を隠していないが、兄には子供として扱われている。部活はテニス部。
※主人公の名前が変更可能であるため、優美菜の名字は主人公の名字に準じる。
クリア後の感想
最初から兄ラブ感がMAXで進むため、妹に攻略されていく兄ルートとなっている。
部活関連のエピソードが多め。
シナリオは兄妹ルート(真面目)というような流れで、この展開じゃないと審査に通らなかったのかもしれないが、フィクションなのだから優美菜をなんとかしてあげて……。
ヒロインにあんな泣かせ方をするのはちょっと……
攻略順
私は「莉里愛→凛世→クリスタ→優美菜→南夏→ろみ」の順番で攻略した。
ろみを除いてはどの順番でも構わないと思うが、ろみは最後にクリアしたほうが良いと思う。
他のヒロインと比べてシナリオの世界観が現実離れしているので、ろみの後に他のヒロインをクリアすると普通の学生生活に物足りなさを感じてしまう。
私はなにも考えずにろみを最後にしたが、結果的にはよかった。
全体的な感想
△:音声認識がツライ
このゲームの売りとされている音声認識だが、正直シンドイ。
私のような30歳を過ぎた男が、部屋でマイクに向かって「おやすみ莉里愛」を言わなければいけない苦行。
最初はこれを言わずに回避する方法が分からずにそのままゲームを終了しようとしたが、とりあえずボタンを押しまくったら◯ボタンで先に進めたので助かった。
もちろんやりたくなければ使わなければよい話だが、マイクマークの反対側に◯ボタンのマークを出すなどわかりやすい回避方法があればありがたかった。
△:(過去作と比べると)シナリオ、会話ボリュームの少ない
過去作と比べてもシナリオの分岐がないため作品ボリュームが少ない。
以前のシリーズまでは女の子ごとにシナリオの分岐があったが、今回は各ヒロイン1ルートのみ。
『LoveR』は過去の杉山イチロウ作品との関わりはなく、完全新作だと謳われているが、実際はシリーズの流れを組むものと受け止められている。
ゲームシステムも似たようなものなので、そのボリュームを比較されても仕方ないだろう。
ただ個人的にはプレイ時間が多すぎてもすべてをクリアできないため、最低限のボリュームはあると感じた。
しかし、会話のパートでネタが切れると「なんとかって」「なんとかだよね」というような雑な会話が繰り返されるのにはダレた。
△:高校生の金銭感覚がおかしい
下校デートで買うハメになる水着・アクセサリーはなぜにあんなに高いのか。
付き合ってもいないヒロインに10万円もする水着を買って、それを着せて海にいくのはさすがにないし、高校生が買う値段設定ではない。
しかもその水着がヒロイン共通の水着で、その水着を買わずに海に行ったほうがヒロインそれぞれの水着が見られる。
この高額プレゼントを買うところを見るためにコンビニにひたすらバイトするプレイをする必要があった。
こ、この10万の水着買う必要ないのでは?
せめて買うのであればヒロイン別に用意して欲しかった。
◯:みんなかわいい!!
これは声を大にして言いたい。「攻略キャラクターがみんなかわいい」
大体のギャルゲーでは、この子はちょっと……という女の子が1人ぐらいいるが、全員私の好み。これだけで1万点与えられるぐらいだ。
キャラクターデザインを担当した箕星 太朗 先生、九印-quin-先生ありがとうございます!!
◯:かんたんクリア
女の子たちが自分のいる場所をアピールしてきたり、出現場所によってエンカウント率が〇〇%と表示されたり、マジカルユミナの特殊能力を使ったりと意中の女の子とのエンカウントが簡単。
会話の選択肢はどれでも基本的には好感度が上がるため、クリアまで悩みことなく、一直線の道のりになっている。
下校デートのためににバイトをして所持金を増やすのが唯一面倒なところかもしれない。
◯:髪型変更が最高すぎてツライ
各ヒロインクリア後にプレイできるラヴァーズデイズから撮影に入ると、服装や撮影場所、時間などをプレイヤー側で指定できる。
この設定でヒロインの髪型も選べるのだが、この髪型変更が破壊力最高の代物。
髪を下ろした優美菜の破壊力が!。カワイイ……ツラい……。
攻略Tips
まずは撮影課題をクリアする
主人公は写真部に所属することになり、「制服姿の女の子を立ちポーズで撮影する」というような課題を出される。
課題をクリア後には移動スピードが速くなったり、撮影位置の自由度も増すので早めにクリアしておくことで、撮影の自由度が上がる。
課題クリアのあとは毎回部室に行って能力を開放するのを忘れずに。
下校デートを他の女の子に見られると地味なダメージ
意中の女の子と下校デートをしている最中、その様子を別の女の子に見られると面倒だ。
翌日からしばらくエンカウントできないようになってしまう。
私は篁先輩と下校デートしているときにクリスタに見つかってしまい、クリスタがハテナッピ~(黄色いアヒル的なやつ)になってしまった。
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