『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』はマーベルのヒーローが大集合するアクションアドベンチャーゲーム。
ストーリーはスパイダーマンやアイアンマン、ハルクなどのヒーロー軍団がヴィラン(悪役)たちと戦う王道路線だ。
100名以上の豊富なキャラクター数と大ボリュームのやり込み要素があり、マーベルファンなら絶対に楽しめる作品となっている。
レゴ化されたキャラクターやステージのかわいらしいビジュアルは親しみやすく、大人も子どもも楽しめる。ゲームとして完成されており、どれをとってもおもしろいおすすめのタイトルだ。
本作(Switch版)は2015年にPS3/PS4/Wii U/3DSで発売された同タイトルに国内初登場の追加コンテンツ「スーパーパック」「アスガルドパック」が含まれている。
この記事では5つのポイントを上げながら、『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』をレビューしていく。
ジャンル | アクションアドベンチャー |
発売元 | セガ(公式サイト) WARNER BROS. GAMES |
開発元 | TT Games |
プラットフォーム (ストアリンク) | Nintendo Switch PlayStation 4 PlayStation 3 Wii U ニンテンドー3DS PC(Steam)※日本語なし |
発売日 | Switch:2021年12月16日 PS等:2015年1月22日 Steam:2013年11月16日 |
価格 (DL版) | Switch:4,730円(税込) PS4:5,720円(税込) Steam:1,980円(税込) |
プレイ時間 | 11.5時間 |
- レゴのアクションゲームが好きな人
- マーベルが好き・興味のある人
- やり込み要素のあるゲームが好きな人
本記事はセガから商品を提供いただき、作成しています。
ストーリー
ドクター・ドゥームはコズミックブロックを集め、最強の武器を作ろうとしてヴィラン(悪役)たちを雇った。
ヒーローたちはドゥームの計画を阻止するため、各地に出現したヴィランとの戦いに向かう。
シンプルで分かりやすい基本操作
『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』はかんたん操作で誰でも気軽にプレイできる。
LEGOゲームシリーズに共通する、攻撃/ジャンプ/特殊能力/操作キャラクター切り替えの4つを使って、ステージを進んでいく。
覚えなければいけないコマンドは無く、敵の攻撃を避けるような高度なプレイは要求されない。ライフを失ってもすぐに復活できるため、アクションが苦手でもクリアまではいけるはずだ。
一部パズル要素もあるが、頭を悩ませるものではなく、ちょっとした気分転換として楽しめる。
LEGOならではの世界観とヒーローたちの個性を楽しむ
LEGOのアクションゲームに共通するのはカチャカチャと小気味よい音を立てながら組み上がるLEGOだ。
LEGOパーツの近くに行くとカチャカチャと音が鳴り、それが組み立てられるパーツであると分かる。
その場でボタンを長押しするだけで魔法のようにLEGOが組み上がっていく様子は見ていて楽しく、ワクワクする。
先に進めない場面ではキャラクターの特殊能力を使うか、周囲のオブジェクトを破壊してLEGOを組み上げるかのどちらかで状況を打開できる。
筆者はマーベル作品に詳しくないため、ヒーローによっては特技が分からず、行き詰まってしまったところが数か所あった。
マーベルを隅々まで知り尽くしたプレイヤーには造作もないことだろうが、あまり詳しくないプレイヤーは画面下に表示されるヒントをよく見てキャラクターの特技や能力を把握しておくと、プレイしやすくなるはずだ。
- アイアンマン:銀のオブジェクトを破壊できる
- ウルヴァリン:地面を掘る
- ブラック・ウィドウ:透明になれる
身体を自由に変形できるミスター・ファンタスティックがいろんな物に変身するのがおもしろかった!
膨大なやりこみ要素
『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』のやりこみ要素は凄まじい。
筆者がストーリーをクリアした時点でプレイ時間11.5時間、進捗率は15.4%。あと5倍以上も楽しめる要素を残している。
進捗率にはステージ上で収集できるアイテムや稼いだコインが一定数を超えることで得られる「トゥルー・ビリーバー」の称号が関係する。
本作はステージの合間にオープンワールドを移動できる作りになっている。すぐに次のステージに進んでもよいが、市民の相談を受けて悪人たちを倒したり、レースをするなど多様な遊び方が提供されている。
マップ上で、マークの内容説明が表示されないため、どこが何を指し示しているのか分かりにくいのが難点だ。
クリアしたステージはフリープレイが可能になり、ストーリーでは固定されていた操作キャラクターと別のキャラクターを選んでプレイできる。
ストーリーキャラクターでは壊せないオブジェクトが壊せるキャラクターで再プレイし、隠しアイテムを回収すると進捗率も上がっていく。100%クリアを目指すのであれば周回プレイは必須だ。
LEGOの魅力が満載の演出
強面のキャラクターでもレゴになると途端に愛らしく見える。
ステージ前後にはムービーが挿入される。
キャラクターたちは至って真剣だがちょこまかした動きがコミカルに見える上に、アメリカンジョークも多く、ムービーを見ているだけでもおもしろい。
ローカライズも優れており、マイティー・ソーが「君たち人間が指を突き立ててやる”かんちょー!”ってやつで~」と言い出したときには思わず笑ってしまった。
海外でもかんちょー!文化あるのかな?
日本語吹き替えになっており、字幕を読むこともなくプレイに集中できる。
コミカルな雰囲気に反してBGMは映画風の壮大な曲が多く、緩みそうな空気を引き締めていた。
ストーリーは王道だが、肝心なところで勇ましくなるヒーローたちの姿に胸が熱くなる。
ワイワイできる協力プレイ
LEGOシリーズの特徴でもある画面分割による協力プレイ。Switch版ではローカル2人プレイに対応している。
筆者は編集担当の黒いジョヴァンナとプレイした。開始直後から「あっちに敵がいる!」「緑のところをハルクで突破して」などワイワイ騒ぎながら楽しんだ。
アクションゲームが得意ではないプレイヤーと一緒にプレイしても、片方が多く敵を倒してあげたり、次にやるべき操作を伝えることで問題なくステージをクリアできる。
現在はオンラインで協力するタイトルが多くリリースされているが、となりで息を合わせてゲームが出来るのはローカル協力ならではの醍醐味だ。
油断するとすぐにキャラクターがスイッチするので、まごまごしちゃったわね……。
総合評価
『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』は誰でも気軽にプレイできるアクションアドベンチャーだ。
LEGOシリーズの完成されたアクションのおもしろさ、シンプルで分かりやすいストーリーは一貫している。
やりこみ要素は膨大で、本編クリア後も満足いくまでプレイ可能だ。
収録キャラクターは100以上。「全員知っている」というコアなファンでなくても、画面下に出てくるヒントを参考にしてスムーズにプレイできた。
本作は誰でもプレイできるアクションを求めるプレイヤー、マーベルに興味があるプレイヤーにおすすめしたいタイトルだ。
- かんたんな操作
- LEGOで表現されたマーベルの世界観が魅力的
- やりこみ要素の多さ
- マーベル好きでないと分からない一部のキャラクター
- マップのわかりにくさ
レビュー時のプレイ機種:Nintendo Switch
- My Nintendo Store
- PlayStation Store
- PC(Steam)※日本語なし
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