『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』はコスプレイヤーとの恋愛を描いたアドベンチャーゲームだ。
アクセサリーデザイナーの主人公がイベントでコスプレイヤーと出会う。同じ作品を愛する者同士、意気投合し関係を深めていく。
ストーリー展開はやや早足ではあるが、かわいらしいヒロインの魅力が詰まった作品となっている。
本記事では『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』のあらすじやヒロインを紹介した後、ゲーム内容をレビューしていく。
ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
発売元 | iMel |
開発元 | Confiture (公式サイト) NEXD iMel |
プラットフォーム (ストアリンク) | Nintendo Switch PlayStation 4 & 5 PC(Steam / DMM / DLsite) |
発売日 | Switch:2022年3月31日 PS:2022年5月12日 Steam:2022年3月30日 |
プレイ時間 | 1.5時間 (全ルートクリアまで) |
- コスプレが好きな人
- 純愛モノが好きな人
本記事はiMelから商品を提供いただき、作成しています。
『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』あらすじ
主人公はグッズやアクセサリーを開発する企業に勤める会社員。商品開発部に配属され多くの商品案を提出するが、ボツが続いてデザインが採用されることはなく行き詰まりを感じていた。
原点に立ち戻るため、好きだったアニメ『Time’s Aegis -Another Mission-(通称TA)』のイベントに参加する。
そこで一際クオリティーの高い女性コスプレイヤーを発見。話す機会を得るが、装飾品へのこだわりが故に胸元を凝視してしまい、気まずくなって急いでその場を離れた。
後日、近所の喫茶店に入ると名家のお嬢様から声をかけられる。その正体は先日のコスプレイヤーだった。
彼女は目を輝かせながら「私とTA大好きなコスプレ友達になってください!」と言うのだった。
『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』ヒロイン
御月 千代
地元では有名な名家の令嬢。
息抜きに見たアニメから『Time’s Aegis』に興味を持ち、自分らしく生きるキャラクターにあこがれてコスプレをはじめた。
『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』レビュー
完璧すぎる千代のキャラクター
『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』に登場するヒロインは千代ひとりだ。
名家の生まれで才女、言葉遣いも丁寧。ビジュアルは愛らしく、TAのことになると早口でまくし立てるようにしゃべるオタクっぽさも良いし、ちょっと心配になるような抜けているところもある。スキンシップも積極的でちょっと拗ねて見せる姿まで完璧だ。
プレイヤーが彼女に好意を持つには充分すぎるほどの要素がこれでもかと詰め込まれている。実際プレイしていても、千代かわいいなーと思うシーンが多い。
その反面、千代のキャラクターはあまりに理想的だ。
オタクっぽい早口や抜けているところなどは、人間味を出すファクターとして本来は”隙”になり得るのだが、オタクにとってはかえって親近感を生み、欠点にならない。結果、主人公には都合が良すぎる理想のヒロインとなってしまった。
隙がなさすぎる
欠点があるからこそ、長所が引き立つのにね
ま、細かいことは気にせず、千代のかわいさを満喫すればいいんじゃ!
ストーリー上はネガティブな描写も少なく、ターニングポイントとなるイベントもシリアスなものではない。
お互いを支え合いながら夢を追いかける2人を見て、幸せな気分になれるストーリーだ。
目のやり場に困る!大胆なコスプレ衣装
千代が纏う衣装はTAのキャラクター・リースのもの。作中では3つの衣装が登場。そのどれもが露出の多い衣装だ。
露出対策のボディファンデーションがあるとはいえ、かなり刺激的で、特に闇落ちしたリースの衣装ではかなり攻めている。
主人公と2人っきりのときは素肌……!
コスプレの完成度を上げるため、主人公の部屋で試行錯誤するシーンでは、イベント会場で見せる凛々しいコスプレイヤーの千代ではなく、主人公の前でだけ見せる気を許した雰囲気もまた、魅力的だ。
E-moteで立ち絵が動く仕様だけど、ずっと上下にふわふわ動いてるのがちょっと気になったかな
アップスケーラーNISで大画面でのプレイもキレイに
『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』には実験的な機能としてアップスケーラーNIS(NVIDIA Image Scaling)がある。
名前を聞いてもピンと来ない方も多いのではないだろうか?筆者はどのようなものなのか、イマイチ利点が分からなかったが、実際に使ってみるとその差は歴然。
本作はHD(1280×720)サイズで制作されており、筆者が日頃使用しているディスプレイはフルHD(1920×1080)。フルスクリーンでプレイしようとすると画面が引き伸ばされ、キャラクターはボヤケたように見えてしまう。
アップスケーラーNISをオンにすると、フルスクリーンでプレイしてもイラストはハッキリくっきりと描写されるのだ。
言われてみれば……程度の違いね
オン/オフだけでなく、かかり具合も数値で設定できるため、好みによっても設定が可能。筆者は100でプレイしたが、イラストの線がハッキリと出るのが気になる場合はもう少し数値を下げても良いだろう。
フルHD以上の画面でプレイするなら一度試してみてほしい機能だ。
システム・オプション設定は快適
『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』のコンフィグはiMelおなじみの設定で、プレイは快適だ。
セーブ・ロード | あり スロット数:120 |
クイック セーブ・ロード | あり |
オートモード | あり |
スキップ | あり |
BGM・音声 ボリューム | あり |
バックログ | あり |
プレイ時間は1.5時間
『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』のエンディングは2つ。
作中に現れる選択肢は少なく、千代に好かれそうなものを選んでいけばトゥルーエンドまで到達できるため難易度は低い。
筆者の総プレイ時間は1.5時間だった(一部ボイスを飛ばしての時間)。
Steam版を購入した場合、例のパッチは公式サイトからゲットしよう(小声)
『COSPLAY LOVE! : Enchanted princes』の総合評価
『COSPLAY LOVE! : Enchanted princes』はコスプレイヤーとの恋愛を描いたアドベンチャーゲームだ。
スランプ気味のアクセサリーデザイナーが共通の趣味を持つコスプレイヤーと出会い、お互いを支え合いながら目標に向かって進む姿が描かれる。
オタクの理想像を具現化した千代のキャラクターは完璧、かつ、ストーリーは急ぎ気味。シリアスな場面はほぼなく、おだやかなストーリーが展開される。
深刻な描写が苦手なプレイヤーやサクッとプレイできるギャルゲーを求めるプレイヤーに向いている。
- 攻めた衣装デサイン
- アップスケーラーNISでキレイに見えるイラスト
- 完璧過ぎる千代のキャラクター
- 盛り上がりに欠ける
- My Nintendo Store
- PlayStation Store
- PC(Steam / DLsite / DMM)
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