莎花との出会い
豊かな大自然のなかを船で移動する。
船が停まったのは狼回山。
近くの人に聞くと白鹿村はこの先にあるようだ。
道なりに進んでいくと、突然雨が降ってくる。
先を急ぐ涼の前に川に流される白い鹿が目に飛び込んできた。
鹿を追って濁流に飛び込む少女がいた。
涼は少女を救けるため、川に飛び込んだ。
なんとか少女を捕まえたが、二人はそのまま気を失ってしまった。
涼が目を覚ますと横には少女が倒れていた。
揺さぶって起こすと少女は周りを見回し、元気な鹿を見つけて一安心していた。
涼がなぜ無茶をして鹿を助けたのかと尋ねると少女は「わたしの村の守り神だから」と答える。
少女は白鹿村の住人だった。
莎花とのお散歩1日目
少女の名は莎花(シェンファー)。
涼は莎花に白鹿村まで案内してもらうことになった。
お互いに自己紹介しながら進んでいく。
莎花の父は石細工を作っているらしい。
暗くなる前に森を抜けるため、二人は走る。
涼は先導する莎花の後を追い、障害物を回避しながら進む。
途中で湖の上をホタルが舞う、幻想的なスポットに立ち寄る。
岩峰に到着。
今日は洞窟で一夜を過ごすことになった。
まずは焚き火のため、洞窟の奥から木を拾ってくる。
3回ほど往復すると充分な量が集まった。
涼は火を囲みながら今までお世話になった人たちのことを莎花に聞かせた。
涼は莎花を先に寝かせ、途中で莎花と交代して涼が眠る。
目を覚ますと莎花は外で歌を歌っていた。
歌について尋ねると、桂林の風景を歌ったものだと分かった。
莎花とのお散歩2日目
翌日は晴天。再び白鹿村を目指して進む。
途中で土砂崩れがあり、先に進めなくなってしまう。
仕方なく途中まで戻って別の道を進む。
道中には川があるが、橋がないので石を足がかりにして跳び移りながら進む箇所もある。
川の先では莎花が目印にしている土地神さまを発見。
本来通りたかった道に戻れたようだ。
菜の花畑に通りかかって喜ぶ莎花。
途中ではクモの形をした気持ち悪い大木に通りかかる
岩場では道が細くなっていて危険な箇所を進んで行くことになる。
落ちないように慎重に進む。
ジャンプしないと先に進めないところも、莎花は躊躇なく進んでいく。
涼も必死に後を追う。
莎花の家
やっと村に到着した。ここが莎花の家だ。
家の前には大きな木が立っていた。この木が莎木(シェンムー)。
莎花という名前は、莎木の木に咲く花の名から取ったらしい。
莎花の家でお茶をもらう。
莎花の父は育ての親で実の親は死んでしまったらしい。今は泊りがけで石切り場に行っており、不在とのことだ。
夜は莎花の手料理を食べる。
食べ終わると莎花の父のコレクションを見るように促されるので、部屋のなかを見て回る。
すると机の上に鳳凰鏡と龍鏡の図を見つけた!
涼は翌朝、莎花の父に話を聞きに行くことになった。
涼と莎花の物語はつづく
翌日は二人で石切り場を目指す。
峠に着くと、莎花が異変に気づいた。いつもはいるはずの鳥がいないのだという。
石切り場に到着。
入口にある松明を持って先に進む。
莎花は何度も父を呼ぶが、なんの応答もない。
奥のドアを開けてみると、洞窟の中を滝が流れる壮大な景色が広がっていた。
莎花もここまで入れてもらったことはなく、初めて見たようだ。
先に進むと飾りのついた剣と手紙が置かれていた。
手紙は莎花の父からで「私の役目は終わった。一族に託されし鳳凰が完成した。鳳凰をたずさえし者とその証を確かめるのだ。その者に身をゆだねてともに行くがよい」と書かれていた。
近くを探すと剣を差す台座を発見。
剣を差し込んでみる。
すると奥に別のオブジェが登場。
鏡をはめてみる。
全体がゴソゴソと動き出したかと思ったら、巨大な鏡が出現。
莎花は村に伝わる言い伝えを話す。
「その者、東の遠つ国より、海を渡りてあらわれり……」
まさに涼のことだ!(そういえば、この言い伝えはシェンムーIのエンドロールで流れていた)
二人が見つめ合ったところで「The Story Goes On…」
もうほぼ記憶になかったが、ここで終わって続編を約20年も待たされているのか。
なんて罪なゲームだ!
ここまで(シェンムーIIの結末)時点で全11章のうちの6章までが終わったことになるが、これでもまだ構想の半分ぐらい。
次作であるシェンムーIIIでも完結しないというのだから、先は長そうだ。涼の行く末に興味は尽きない。
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